大学を辞めた日、次の予定は何もなかった
大学を辞めるという決断は、多くの場合、次の道が決まっているからするものではありません。
「辞めてから何をするか」より先に「辞める」という決断のほうが先にきてしまう人も少なくないはずです。
次の予定が何もないまま前だけが空白になった状態は、想像以上に心細いものです。
「中退」という二文字が、この先ずっと自分についてまわるのではないかという不安を抱える人も多いと思います。
実は私たちベルハウスの求人ページには、「大学・専門・短大中退歓迎」という言葉を、タイトルに近い目立つ位置で掲げています。
私たちは学歴や職歴、就業のブランクを問いません。中退という経歴そのものを不利な条件として扱わない姿勢を明確にしています。
「経歴やブランクより『今のあなた』を見ます」ということも、私たちは大切にしています。面接では中退した経緯や空白期間についても正直にお聞きしますが、私たちが重視しているのは「その時どうだったか」より「今、どう考えているか」です。
実際に、中退や長いブランクを経て入社し、今では店舗の中心として活躍しているスタッフも、私たちの店舗には多くいます。
私たちは「事情を隠す必要はありません」とはっきり考えています。面接で経歴を偽ったり取り繕ったりする必要はない、というのが私たちの前提です。
「もう一度、自分のペースで働いてみたい」と思ったときが始めどきだと私たちは考えていて、次の予定が明確に決まっていない段階からでも相談できる窓口として位置づけています。
大学を辞めた日の夜、何も予定のない真っ白なカレンダーを眺める場面を想像してみてください。そこから数か月後、あるいは数年後に「もう一度、自分のペースで働いてみたい」と思える瞬間が来たとき、私たちの求人ページに書いた「経歴やブランクより今のあなたを見ます」という一文が、最初の一歩を後押しできればと思っています。
空白の期間があること自体を、私たちは不利な条件として扱っていません。
次の予定が何もない状態は、終わりではなく、次を選び直すための準備期間として捉え直すこともできます。
「今のあなた」を見るという姿勢は、過去をやり直せない代わりに、これからをどう歩むかに焦点を当てる考え方です。
大学を辞めた経緯や空白期間の長さを、私たちは合否を決める理由にしていません。重視しているのは過去ではなく「今、どう考えているか」です。
次の予定が何もなくても、それ自体が不利になるわけではありません。
「今のあなた」を見るという私たちの姿勢を、覚えておいてほしいと思います。
始めどきは、あなたが「もう一度」と思えたときです。


